所沢の松井剣志会、創立10周年記念大会に参加しました。
識不識=しるをしらず=
桜木先生の書によるこの文字が、大会会場のあらゆるところに掲げられていました。
識不識についてはこちら。
関東周辺からそうそうたる道場が参加するなか、東京桜武舘の少年剣士たちは経験の浅い子も半数で、初めての団体戦に臨んだ子もいました。先鋒、次鋒など役割ももらって緊張が増す中、先週の試合の経験を踏まえ、各自、とても積極的に戦いました。
そんな子どもたちの様子を、桜木先生はきちんと見てくださり、一人ひとりにご指導をくださいました。
試合を見ながら気付いた点をメモにとっておられ、そのメモをもとに、子どもたち一人ずつ頭をなでながらご指導いただく様子に、保護者一同、感謝の気持ちを強く持ちました。
そして、試合での極意を繰り返し説かれました。
「剣道は、打つ。次も打つ。次もまた打つ。最後に、打つ。」
この極意を胸に、子どもたちは2戦目に向かいました。
2戦目も悔しい思いをして先生の前に戻ると、桜木先生はまた優しく説かれました。
「打った。次も打った。なぜ負けた?」
「打つための、心と体の態勢準備ができていたかな?」
「なぜうまくいかなかったのか、よく考え、考えたことをまたやってみなさい。」
「思いは叶う。絶対にできると強く信じて、やり続けなさい。」
「下がったらダメ。打たれる」
「スピードをつけていく」
貴重なお言葉をたくさんいただいた子どもたちでした。
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